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2022

静岡大学の学生による地域活性活動が進行中!

静岡大学の学生による地域活性活動が進行中!

御前崎市では、2018年から地方創生推進事業として「御前崎スポーツ振興プロジェクト」を進めています。この事業は、市民、学生、企業、団体、行政などが連携し、御前崎市のスポーツ環境を活かして、交流人口の拡大や地域経済の活性化、市民活動の活性化、市民の健康増進などを図ることを目的に掲げています。

この「御前崎スポーツ振興プロジェクト」と連携して地域活性活動に取り組んでいるのが、静岡大学の地域創造学環という教育プログラムで御前崎市をフィールドとして学んでいる学生の皆さんです。2021年度は、静岡県内に16のフィールド(地域・テーマ)があり、御前崎市はプログラムが始まった2018年から学生の受け入れ地域として参画してきました。学生は、単年度ではなく数年間にわたって関わり、地域や関係者と連携しながら課題解決に取り組みます。これまで、「御前崎スポーツ振興プロジェクト」の概要や事業計画などを担当者に聞いたり、施設の視察や関係者のインタビューを行なったり、御前崎市で開かれたイベントにスタッフとして参加するなど、御前崎市における交流人口の拡大に活用できる資源を探すための現地調査を行ないながら、御前崎市の外から人を集める企画を立て、地元の関係者と協議を重ねて試行錯誤してきました。そして、4年目となる2021年度は御前崎市の市民をターゲットとした活動の展開を検討しています。

2022年1月のある日、企画の打合せがあると聞き、静岡大学へ。どのような活動なのか見学させて頂きました。2021年度の御前崎市のフィールドワークに参加しているのは、12名の学生です。大学のコースや学年の垣根を越えて1つのチームとなって、御前崎市の地域活性につながる機会づくりを企画、運営しています。

この日は、御前崎市役所の職員と、「御前崎スポーツ振興プロジェクト」の運営を受託している一般社団法人しずおかスポーツプロモーションの川村さんと一緒に2回目のフライングディスク体験会の具体的な実施内容を検討しました。地域活性におけるフライングディスクの可能性をさらに検証するため、1回目の体験会から得た課題や反省を踏まえて、さらにブラッシュアップした内容にすべく、アイデアを出し合います。1日のスケジュールを検討したり、参加者がより楽しんでくれるアトラクションの方法を協議したりして、実施方法を詰めていきました。

最後に、学生にお話しを伺いました。数あるフィールドワークの中で、御前崎市を選んだ理由について尋ねると、「大学ではスポーツについて学んでいて、御前崎市はスポーツに関することに力を入れているフィールドなので、興味のあるスポーツを題材に地域活性活動ができるので選びました」「御前崎市のフィールドワークは、市の職員の方や地元の団体の方が密に関わってくださると聞いて、恵まれた貴重な環境だと思って参加しました」と、想いを教えてくれました。プライベートでは、御前崎市に行ったことが無かった学生も、御前崎市の現地調査をしたことで、「海が近く、自然も豊かで良いところ」と感じているそう。「日の出がとても綺麗で感動したので友達にも見せたくて、朝早く海に連れて行ったこともあります!」と教えてくれました。

御前崎市出身ではない学生が外からの視点で地域活性事業を企画運営することで、地元の人に御前崎の可能性について気づきを与え、いつか地元の方々が事業を継続して活用してもらえるようになることを目標に取り組んでいる皆さん。「私たちが企画した事業がこの先も後輩たちによってブラッシュアップされ、いつか地元の方々が中心になって地域活性の一役として残ってくれていたら嬉しいです。」と展望を語ってくれました。今後の事業の発展に注目です!

UMICO編集部 2022年1月