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2019

“最高の”ウインドサーフィン国際大会「IWT Omaezaki Japan Cup 2019」観戦レポート!

“最高の”ウインドサーフィン国際大会「IWT Omaezaki Japan Cup 2019」観戦レポート!

世界的にも有名なウインドサーフィンの国際大会が御前崎であると聞き、行ってみました。

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開催されたのは、世界各地を会場に、年間6戦が行われる「インターナショナル・ウインドサーフィン・ツアー(IWT)」。ウインドサーフィン界の2大世界ツアーに数えられるこの大会が日本で開催されるのは、なんと今回が初めて!! その記念すべき第1回目の舞台に選ばれたのが、静岡のウインドサーフィンの聖地、御前崎なんです!日本に世界のトップ・ウェイバーがやって来るのは、2016年に開催された『World Performance』以来3年振り。世界で活躍するトッププロたちのアツいバトルが間近で観戦できるビッグチャンスとあって、とにもかくにも行ってみることに!

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ビーチの砂が舞い上がるほど強い風と、大きくうねる波。絶好のコンディションに恵まれた大会当日。プロのみならずアマチュアも参加できるとあって、アメリカ、オランダ、そして日本の選手ら総勢59名が会場である御前崎ロングビーチに集結。ユース(U-21)、マスターズ(44-54)、グランドマスター(55~)に加え、アマチュア、プロウィメン、プロメンズまで6つのディビジョン(クラス)に分かれ、1ヒート(1試合)10分~20分、1対1のトーナメント方式で技の難易度やジャンプの高さなどを競います。

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最初のヒートがはじまると、選手たちは「ボードにモーターでも付いてるの!?」と思えるほど凄まじい勢いで海面を滑っていきます。風を探り、波を見極め、勝負をかける。高さ4メートルものセイルごと宙に舞い、鳥のように素早くくるりと回転する。1ヒートの間に間断なく繰り返されるライディング。ウインドサーフィンの知識がなくても、その勢いや迫力に圧倒されます。

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IWTの素晴らしさは、世界のトッププロとアマチュアが、同じ海面で戦うところ。もともとは、ウインドサーファーたちが世界各地の良質なコンディションの海に集まり、「みんなでウインドサーフィンを楽しもう!」という動きがきっかけで生まれた大会だそう。その楽しさ、このスポーツの素晴らしさは、見ているだけでも十分に伝わってきます。

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全国でも数あるウインドサーフィンに適したスポットから御前崎がIWTの開催地に選ばれたのは、世界のプロライダーと肩を並べて結果を残してきた、若い日本人選手の活躍による影響もあるようです。今回のIWTのプロメンズでも3位(日本人としては1位)に入賞した地元御前崎出身の石井孝良選手をはじめ、10代の選手たちが世界大会で名前を残していくうちに、「この子たちを育てている御前崎は、いったいどんなところなんだ」と話題になり、今回の開催に至ったという話もあるそう。

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地元の選手の活躍により、世界に御前崎の名が知れわたり、またこうして世界の舞台に選ばれる海があることも、とても誇らしいことですね。来年もぜひ開催してほしいし、ぜひまた見にきたいです!

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UMICO編集部
2019年3月