「ノルディックウォーク in カワヅザクラ」を初開催!

2018年2月25日、うっすらした雲が広がる日曜日。
御前崎市内で「ノルディックウォーク in カワヅザクラ」が開催されました。
ノルディック・ウォークとは、
超効率的に全身の筋肉を刺激する、フィンランド生まれのウォーキング。
クロスカントリースキーのように2本のポールを使い、
年齢性別問わず手軽に有酸素運動を楽しめます。
運動しながらまちの魅力を再発見する。このステキなイベントを思いついたのは、地元のノルディックウォーク普及活動チームに所属する、全日本ノルディックウォーク連盟公認指導員の橋本益利さん。御前崎の魅力を市内外に広く知ってもらおうという思いから、市のシティプロモーションの一環である〈OMAEZAKIシアワセミライカイギ〉に参加し、このイベントを実現させました。
〈OMAEZAKIシアワセミライカイギ〉は、市民が自ら“まちをよくするための活動”を考え、企画、計画、実行する組織です。何チームかに分かれ、それぞれのチームでプランを詰めたり、互いのチームへアドバイスしたりしながら、まちおこしにつながるいろんなアイデアに磨きをかけています。
橋本さんとともにノルディックウォークを企画したOMAEZAKIシアワセミライカイギのチームでは、募集や参加費、そしてコースをどうするのか、安全をどのように維持するのかなど、さまざまな検討を重ねてきました。そして、まずは「トライアルをやってみよう!」と計画されたのが、このイベントです。
春を感じはじめる2月下旬、歩きながら桜が見れたらいいねと、カワヅザクラの咲く浜岡砂丘に立ち寄るコースを設定。市の協力も得ながら参加者を募り、約30人がスタート地点の御前崎市役所に集まりました。準備運動をして、さあ出発です!
国道150号の高架下、住宅街、砂丘へ登る階段、その周辺の遊歩道……。ふだん車で通る道から日常生活ではつかわないような、地元に住んでいてもなかなか行ったことのないような道を歩き、参加者は「こんなステキな場所があるんだね」、「こんな道あるなんて知らなかった」と、見慣れたはずのまちのいつもとちがう顔におどろき、楽しんでいました。
折り返し地点となった浜岡砂丘の入口にある太平洋自転車道は、毎年2月下旬~3月上旬に盛りを向かえる、カワヅザクラの名スポット。約600メートルに230本ほどが植えられ、うつくしく咲き乱れるピンクの花びらを目線の高さで鑑賞でき、たくさんの観光客が訪れます。絶景を期待していましたが、残念ながらこの日はまだ開花前……。1分咲きといったところでしょうか(冒頭の写真はイベントの2日後のものです。あと2日遅ければ!)。
満開のサクラはおあずけでしたが、ぶらぶらと周辺を散策したり、のんびりと休憩したりして、思い思いにイベントを満喫していました。
約2時間歩き、無事にスタート地点だった市役所前に到着。「いつもの暮らしの中で発見できていなかったまちの新たな一面も見つけながら、ほどよい運動ができた」との声も。全員でストレッチをして、お開きとなりました。
今回トライアルで行った「ノルディックウォーク in カワヅザクラ」は、さらにブラッシュアップして、次のまちづくり活動やノルディックウォークの開催につなげていくそうです。自分たちのまちを自分たちで発信し、市民を巻き込んで盛り上げていく。そんな活動が、どんどんまちの魅力をアップさせていくんですね。
2018年2月