海のある暮らしを楽しむ。Life&Culture Web Magazine
御前崎市シティプロモーションサイト
Instagram
2019

海鮮なぶら市場

海鮮なぶら市場

海鮮なぶら市場を訪ねました。

1

御前崎港で水揚げされた鮮魚や加工品、土産物を一気に見るにはもってこいの〈海鮮なぶら市場〉。買い物やランチ、観光スポットとして20年以上、市内外の人々に親しまれています。

そもそも“なぶら”とは、御前崎の名産であるカツオの群れを指す方言。その名のイメージ通りこのなぶら市場には、7店舗からなる「海遊館」と、5店舗からなる「食遊館」があり、御前崎の特産品であふれています。

それではいざ、散策へ。
まずはメイン入口、向かって左側にある海遊館。主に鮮魚や加工品、お土産のお菓子などが揃うエリアです。どんなお店があるのか、巡ってみましょう。

共栄水産

2

3

まずはやっぱり海産物から。入ってすぐの〈共栄水産〉は、自社で獲った低塩仕上げの「しらす」がウリのお店。あいにくしらす漁はお休みの期間でしたが、3月下旬から漁がはじまると獲れたての“しらす”が並ぶそう。「しらす干し」や「ちりめん」をはじめ、ご飯のお供にもぴったりなマグロの角煮や、旬になると“桜えび”など、海の幸が揃っています。

藤田水産

4

5

サイズごとに分かれたこだわりの「釜揚げしらす」や「しらす干し」が並ぶのが〈藤田水産〉。
聞くところによると、地元の方はしっかりした粒感のある大振り、都会の方はふわっとした小振りのしらす干しを好む傾向なんだとか。
「御前崎産わかめ」や「しらすチップス」、金目鯛やさわらの干物、小瓶に入った種類豊富な塩辛など、御前崎らしいお土産がたくさんあります。

マルワ

6

7

そのお隣の〈マルワ〉にも、大きな桶にこんもり盛られた“しらす”を発見。御前崎はホントにしらすが豊富です。
こちらでは「釜上げしらす」や「若干ちりめん」、「中干ちりめん」、「ちりめん」と、干し加減によって分けられています。さらに「ひじきちりめん」や「しそわかめちりめん」など、オリジナルのちりめんも数種類ラインナップ。試食もOKなので、食べ比べると、自分のお気に入りが見つかりそうです。

海の幸プラザ

8

9

海遊館のいちばん奥にある〈海の幸プラザ〉には、おいしそうな鮮魚がズラリ。切り身から丸ごと一匹まで種類が豊富で、夕飯の献立を考えながら買い物をする主婦や家族でにぎわっていました。通路向かいのおみやげコーナーには珍味や地元限定品などもあり、こちらは観光客を中心に活気づいています。

御前崎日光丸

10

11

店名から分かる通り、船元〈日光水産〉の直営店。カツオやマグロの鮮度もバツグン。特製のタレに漬込み、店頭でプレス焼きした、香ばしく柔らかい “イカソフト焼き”はちょっとした名物。おやつにもおつまみにもちょうどいい逸品です。タイミングが合えば、店頭で鰹節を削って袋詰めしているところを見られます。削っているだけで、辺り一面に鰹節の香ばしさが。削りたてはふわふわしていて、口に入れるとスッと溶けていき、さらに芳醇な香りが鼻に抜けていきます。サラダに乗せても、贅沢に出汁をとっても美味しそうです。

ヤマショウ

12

13

御前崎港や地頭方港に水揚げされる地魚をメインに、活きのよさが勝負の魚屋さん。通路に面した水色のケースには、ピチピチの魚がびっしり。この日は、金目鯛やアジ、かさご、サバ、たちうお、レンコダイなどが並んでいました。水槽には大量の伊勢えび、ショーケースには刺身用の柵も揃います。夕飯は刺身にしようか、煮魚にしようか。悩むのも楽しいひとときです。

マリンステーション大沢

14

15

海遊館の中央にある〈マリンステーション〉は、地域の伝統的な製法「手火山式」でつくられた「なまり節」や「鰹節」、種類豊富なわかめ、佃煮、かまぼこなどなど、御前崎の特産やお菓子までが揃うお土産物店。“ならでは”の商品がいっぱいです。観光客も店内をぐるぐる回りながら静岡土産、御前崎土産をセレクトしていました。

食遊館

16

さてさて、お次は正面入り口向かって右側の「食遊館」へ。こちらは飲食店エリアです。気分に合わせて食べたいものを選べるのは、うれしいですよね。どのお店に入ろうか、悩んじゃいます。この日ランチ営業をしていたのは3店舗。

17

定食が食べたいなら、金目鯛の姿煮定食や天ぷら定食、時期になると生しらすの定食もある〈和風レストランなちゅらる〉か、一本釣り漁船「日光丸」で釣り上げたカツオを注文後に藁で焼く「藁焼きかつおたたき定食」が名物の〈一本釣り 日光丸〉。お寿司なら、まぐろのにぎりが8貫入った「まぐろづくし」、「釜揚げしらす丼」、「かつお漬け丼」をはじめ、握り寿司から丼ぶりまで揃う、魚屋直営の〈寿し処 海幸〉。どのお店でも、新鮮な海の幸を堪能できます。

18

正面入り口から「食遊館」に入って一番奥にある「お食事処 海鮮」は、平日の場合、予約団体のお客様専用ですが、土・日・祝日やゴールデンウィーク、8月、年末年始などの繁忙期には、一般の方も利用可能です。まぐろ丼、づけ丼、天丼、鰹のカルパッチョ、金目鯛煮付など地魚を使った様々な定食や丼を提供するお店。広々とした店内で座席数も多数なので、グループでお食事したいときにも、ぴったりです。

19

20

おいしいランチをお腹いっぱい食べたら、ぜひ御前崎ならではの食材を使うイタリアンジェラート専門店「マーレ」へ。大人気の“しらすアイス”はもちろんのこと、地元の農家さんから仕入れた旬の食材を使ったジェラートは、クセになりますよ。

買ってよし!食べてもよし!の「海鮮なぶら市場」。土日には、地元の農家さんが育てた野菜や加工品が揃う“野菜市”でさらに賑わいます。イベントもあるので、またちがう季節にも訪れて、御前崎ならではの特別な旬を味わいたくなりました。

21

UMICO編集部
2019年2月
※写真の中の商品価格は撮影当日の価格です。鮮魚など、価格が異なる商品がございますので、予めご了承ください。